遠藤研での研究テーマについて

2023年度末〜2024年度初期に今後の軸となる研究内容の論文を投稿するため、現状では明確に記載することはできません。参考までに実施している内容と規模を紹介します。

(1)多核金属錯体触媒

こちらは15年ほど前から開発に取り組み既に基本的な調製法を確定し論文も投稿済みのものです。ただ本質的に単純なところしか検討できておらず研究が本格化するのは今後となります。現状では設計と検討の段階を繰り返していることから規模は大きくなく研究室で3名程度が取り組む内容です。卒研生では新規1名程度の配分になります。

(2)反応開発

こちらは多様な手法の開発を現在も続けているところです。助教の山野本先生が主体となる光反応や、その他、遠藤が試みているアプローチに取り組み、卒研生では新規2名程度の配分を予定しています。

(3)蛍光物質の開発

こちらは論文投稿を控えている内容に基づき展開するもので、分子軌道の相互作用を活用する新規制御法に関する取り組みです。卒研生では新規1〜2名程度の配分です。

(4)原子・分子凝集法の開発

こちらは論文投稿を控えている内容に基づき展開するもので、ある形式の化合物の独自の凝集法から展開します。金属原子の凝集法などもこちらに帰属します。卒研生では新規1〜2名程度の配分です。

(5)DDSを指向するホスト分子の開発

生命研との共同研究にて開発を続けているDDSに用いる分子の合成など。卒研生では新規1名の配分予定。活性評価に回りたい方は、生命研で修士に進学する前提で外研配属を希望してください。なお活性評価グループでは相当な勉強量と実験が要求されるため要注意。

(6)外研先について

外研ですが共同研究であるためピンポイントで外研を希望する場合は「内研1次で遠藤研に申込必須」となります。もし最後まで枠が空いており先方が許可すれば、内研募集の終了後も募集を継続するため、外研募集が掲示されます。

理研では主に「触媒反応開発」となりますが詳細は希望者と面談して決めることになります。理研には修士課程に該当するものがありません。ただし素性の明らかな外部研究者の受け入れが可能であることから、理科大にて修士課程に進学した上で共同研究先に出向する形となります。

理科大の生命医科学研究所では「細胞、マウスなどを用いる活性評価試験」を中心とするため、動物実験などに関与します。また関連する勉強などが多く、理学部の学生は出遅れスタートとなるため努力が必須です。なお学内選考にて生命医科学研究所の修士課程に進学可能です。遠藤研と二ヶ月に一度ほど、生命医科学研究所の研究グループとミーティング(遠隔)をしています。

九州大学では「触媒開発」「機能性材料開発」などですが、九州大学の大学院への進学のためペーパーテストの受験が必須になります。

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